キャリア教育…なぜ必要?
現代の子どもたちにはキャリア教育が必要子どもたちが生きる世の中はめまぐるしく変化しています。
◎ ITの進化により、人との関わりをもつことなく日常生活を送ることが出来る・・・
◎ 身近な商店街や自営業者が少なくなり、働く大人の姿を見る機会が減っている・・・
そのような環境の中、「働くこと」に対しての興味や関心が薄れているように感じます。
現代の子どもたちにとって「働くこと」の意味を伝える
子どもたちに「働くこと」のイメージを問うと、「大変なだけ」 「疲れそう」「苦労が多そう」 と、よいイメージを持っていない子どもたちも少なくありません。
一方、若者たちのニート・フリーター問題も見捨てておけない状況です。
景気の低迷も相まって、60万人超におよぶ若年無業者、170万人超におよぶフリーターが存在しています。また、大学卒業者の約4割が就職後3年以内で離職するという統計も出されています。
働くことに踏み出せない若者、働き始めてからも「こんなはずじゃなかった」という違和感。
これらは、成長段階において、「学びと社会の関連性」を明確にせず、「社会で生きる力」をつけずに学習を進めてきたことに問題があるのではないでしょうか。
「なぜ勉強するのか分からない」「この勉強って大人になって役立つの?」という疑問を持ちながらの勉強では、学習意欲も高まりませんし、社会への興味関心も高まりません。
また、社会に出て必要な力を理解せずに学びを進めていっても、社会で通用する力をつけることは出来ません。
キャリア教育は、このような観点に立って学びを深めていく教育です。
キャリア教育の推進には、学校・地域・企業等の協力が不可欠
キャリア教育は、今ではすべての学校が取り組んでいくべきものとして位置づけられています。しかし、これは学校だけのがんばりによりできる教育ではありません。
地域・企業等の協力により推進していくことで、子どもたちにとっての、リアルな学習機会となります。
私たちキャリア教育コーディネーターは、学校と地域・企業等をつなぎながら、キャリア教育を推進していきます。